へその緒から取り込まれる毒

お腹の中ですくすくと育っていく胎児は本当に貴重な宝物ですね。

 

私にとって、はじめて超音波写真で我が子を見たときの感動は人生観を変えるほど大きなものでした。

 

「どんなことをしてもこの子を守りたい」と感じました。

 

その頃にちょうど便秘に悩まされたていた私は、何か便秘改善に役立つ情報はないかと本屋でなにげなく開いた本から衝撃を受けました。

 

それが以下の「へその緒が語る体内汚染」という本です。

へその緒が語る体内汚染 ~未来世代を守るために (知りたい!サイエンス)

 

この本によれば、私たちは誰でも体内に様々な有害物質を蓄積しており、それらは妊娠するとへその緒を通して胎児に取り込まれるというのです。

 

なぜそのようなことが起きてしまうのでしょうか?

 

胎盤をやすやすと通り抜ける毒とは?

胎児と母親の間で栄養や老廃物の交換を行っているのは子宮にある胎盤という器官です。

 

この器官には、胎児を病原菌や自然毒から守るための「胎盤関門」という防御機構が備わっています。

 

しかし、人類史全体からすると、ごく最近になって問題化した有害化学物質、たとえばニコチンや有機水銀やダイオキシン、アルコールや麻薬、PCBなどは「胎盤関門」をやすやすと通り抜けてしまうらしいのです。

 

それらの比較的新しい物質については、人体が有害であるとの判別をできにくいのかもしれません。

 

実際に出産後にへその緒を調べたところ、多くの新生児のへその緒から、ダイオキシン・PCB類、DDT、DDE、カドニウムなどの有害物質が見つかったらしいのです。

 

胎盤と胎児をつなげているのがへその緒ですから、これらの有害物質は胎盤関門を既に通過していたことになります。

 

不謹慎な話ですが、出産が最高のデトックスになるという説もあります。これはあながち根拠のないことではなく、公害病であった水俣病では、妊婦さんは比較的軽症だったようです。参考サイト:「宝子」のメッセージ(ひこばえ通信)

 

これは水俣病の原因となった有機水銀が母親ではなく、胎児に蓄積されたためと考えられています。

 

では、一度胎児に有害物質が取り込まれると、どのような影響があるのでしょうか?

 

心配な胎児の脳への影響

胎児はそもそも解毒機能が発達していませんから、成人とは全く異なり有害物質の影響を強く受ける傾向があります。

 

そのうえ母親の体内に蓄積される有害物質は大抵濃縮されるようですから、濃度の濃い毒素にさらされることになります。

 

特に心配なのが、脳神経の発達に与える影響です。この点は以下の本で解説されています。

発達障害の原因と発症メカニズム: 脳神経科学の視点から

 

有害物質による影響が一番心配なのは人体の中でもとりわけ脳です。なぜなら脳は人体の中で最も脂肪分が多く、有害化学物質は脂質に蓄積しやすいからです。

 

成人の場合は、「血液脳関門」というしくみがあるので、脳がある程度毒性物質から守られていますが、胎児や乳児では「血液脳関門」が未熟なため、もろに脳の発達に影響を与えるらしいのです。

 

その結果、どのようなことが起きるかというと、脳の各部位のうち遠い部位同士を連結する長い軸索がしっかりと定着できずに発達に影響が現れます。

 

そして、最近耳にすることの多い自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)、ADHD、学習障害などの発達障害が起きやすいということです。

 

胎児を守るためにできること

胎児は成長していくための栄養と酸素をママを通してしか得られません。

 

ということは、完全にママが摂取したものだけから体をかたちづくっていき、逆にママの体内に存在しない有害物質からは一切守られているということになります

 

ですから、妊娠中は大変ではありますが、ママが食べる物や飲むものに十分注意を払うことが健やかな赤ちゃんを生むために大切な点となってきます。

 

人工甘味料や着色料など心配な食品添加物はなるべく避け、野菜・果物はできるだけ低農薬のものや防カビ剤の使われていないものを選ぶことなど、食材購入の段階から可能な範囲で気をつけてみましょう。

 

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そうは言っても、神経質になりすぎると何も食べるものがなくなりますし、有害物質は大気中や洗剤などにも含まれますから完全にシャットアウトするのは不可能です。

 

ですから、妊娠中も毎日スッキリお通じできるように心がけて、体内の老廃物や毒素を定期的に排出するということが大事です。

 

オリゴ糖で便秘対策を万全に行っていきましょう。

 

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いま子どもたちに起きていること

近年になって、子どもたちの健康に大きな異変が起きていると言われています。

 

点滴を受ける子ども

 

アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどアレルギー性疾患の増加、発達障害の急増が問題となっているのです。

 

この背景には、環境汚染の悪化、食生活の変化、睡眠時間の減少など様々な要因が考えられています。

 

しかし、根本的な問題は、そうした環境の変化によって子どもたちの腸内環境が悪化しているということです。

 

腸内環境の悪化と便秘には深い関係がありますが、実際に少し前から子どもたちの便秘が非常に増えています。

 

では、腸内環境の悪化とアレルギーや発達障害にはどんな関係があるのでしょうか?

 

腸は人体にとって栄養を吸収する働きだけでなく、最大の防御器官でもあります。腸の壁が強力なバリアとなって外部からの病原菌や有害物質を防いでくれているのです。

 

ところが腸内環境が悪くなると、バリアが機能しなくなり、腸の壁をやすやすと通過した病原菌や有害物質が様々なところで人体にダメージを与えます。

 

脳に影響を与えると脳神経の発達に支障が出ます。

 

また腸壁から未消化のタンパク質が体内に入るとアレルギー症状を引き起こす原因となります。

 

このような腸の状態は、リーキーガット症候群(LGS)と呼ばれます。詳しくは「リーキーガット症候群」「リーキーガット症候群 子ども」で検索して下さい。

 

それを証明するかのように発達障害のお子さんはアレルギー性疾患も抱えている場合が多いといわれます。また同時にひどい便秘症の場合も多いようです。参考:自閉症の子どもは便秘や下痢になりやすい(Medエッジ)

 

では、どうすれば生まれてくる我が子の腸の健康を守ってあげられるのでしょうか?

 

実は妊娠中のママの腸内環境が重要なカギを握っているのです。

 

腸内環境は赤ちゃんのときに決まる

腸内環境は、腸内に棲む細菌のバランスで決まります。

 

健康にプラスの働きをする善玉菌が優位であれば、良好な腸内環境といえますし、逆に悪玉菌と言われるウェルシュ菌やブドウ球菌などが増えると、胃腸の不調や免疫力の低下など様々な健康ダメージにつながります。

 

このような腸内環境の基礎は1歳ごろまでに形作られると言われています。言い換えれば、赤ちゃんのときに良好な腸内環境を保てたかどうかが、その後に大きく影響するということになります。

 

では、赤ちゃんが理想の腸内環境をもてるようにママとしては何をしてあげたらよいでしょうか?

 

まずは妊娠中にママ自身がなるべく便秘を防いで腸内環境を良好にしておくことです。

 

なぜなら、出産時に赤ちゃんは産道を通りますが、その時にママの産道に棲息する腸内細菌が赤ちゃんに受け継がれるからです。

 

つまり、赤ちゃんに善玉菌が多く受け継がれるか、悪玉菌が多く受け継がれるかは、妊娠中のママの腸内環境次第なのです。

 

赤ちゃんに善玉菌をたっぷり受け継がせるとっておきの方法はこちら